寒波襲来 オールシーズンタイヤ 今一度よく考えてみよう

お父さんのぼやき

オールシーズンタイヤの良いところ・悪いところ

オールシーズンタイヤは、その名の通り、1年を通じて使用できるタイヤです。ここ数年の間にメジャーになってきました。夏用タイヤ(サマータイヤ)や冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を使い分ける必要がなく、特に天候が穏やかな地域では人気があります。しかし、万能に見えるこのタイヤにもメリットとデメリットがあります。それぞれ詳しく解説します。

オールシーズンタイヤの良いところ

1. タイヤ交換の手間とコストを削減できる

オールシーズンタイヤは、季節ごとに交換する必要がありません。これにより、タイヤ交換にかかる時間や工賃を節約できます。また、タイヤ保管スペースの確保も不要になるため、特にマンション住まいの方や保管場所に困っている方にとって大きなメリットです。

2. 幅広い路面状況に対応

雪道や雨天時の滑りやすい路面でも一定のグリップ性能を発揮します。また、夏場の乾燥した路面でも問題なく使用可能で、さまざまな天候条件に対応できるのが特徴です。特に、降雪がそれほど多くない地域(都心部)では、スタッドレスタイヤほどの性能が求められないため十分な選択肢となります。

3. 環境にやさしい

年間を通じて1種類のタイヤで済むため、タイヤの生産・廃棄量を減らすことができ、環境負荷を抑えるという側面もあります。

オールシーズンタイヤの悪いところ

1. 専門タイヤほどの性能は期待できない

オールシーズンタイヤは「万能型」ですが、その分、専門タイヤ(サマータイヤやスタッドレスタイヤ)に比べて性能が劣る場合があります。例えば、厳冬期の凍結路面ではスタッドレスタイヤに比べてグリップ力が不足するため、北海道や東北などの豪雪地帯では不十分です。また、夏の猛暑での耐久性や高温時の制動性能もサマータイヤには及びません。

2. 寿命が短くなる可能性がある

オールシーズンタイヤは一年中使い続けるため、特定の季節にしか使用しないタイヤよりも摩耗が早いことがあります。特に走行距離が多い方にとっては、交換頻度が増える可能性があります。

3. 初期コストが高め

オールシーズンタイヤは初期購入価格が通常のサマータイヤやスタッドレスタイヤに比べてやや高い傾向があります。ただし、交換や保管コストを含めた長期的なコストパフォーマンスを考慮すると、経済的にメリットがある場合もあります。

4. 選択肢が限られる

サマータイヤやスタッドレスタイヤに比べ、オールシーズンタイヤのラインナップは少なめです。そのため、車種や性能に合ったタイヤを見つけるのが難しい場合があります。

👇️こんな人にオススメ!👇️

雪がそれほど降らない地域に住んでいる方

タイヤ交換の手間や保管場所に悩んでいる方

年間の走行距離が少ない方

多様な路面状況に対応できるタイヤを求めている方

 と め

オールシーズンタイヤだから年中使える!って思っている方が多数おられるのが現状です。しかしオールシーズンタイヤは、便利で実用性の高い選択肢ですが、完璧ではありません。雪道ではスタッドレスタイヤには絶対にかないません。特に、厳しい気象条件が予想される場合は、その地域や季節に最適化されたタイヤを選ぶことが安全性を確保するうえで重要です。自分のライフスタイルや住環境に合わせて、賢く選択しましょう。

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