とある60代のパート女性
地元の消防団に入った息子が心配です。しつこく消防団に勧誘され「お前の家に何かあっても助けてやらない!」
と完璧に脅し文句で現消防団員と職場の消防団OBの人達に強引に説得されて嫌々入団しました。
仕事は残業続きで、帰宅後訓練に行きます。訓練は週1回ですが、技術を競う大会が近づくと週4回になり帰宅は午後11時過ぎに。OBが来ると深夜一時二時は覚悟しなければなりません。
あと親睦会という名ばかりの飲み会は強制参加。
消防団の慰安旅行は仕事を休んで強制参加。
噂通りの活動に疲れはて、息子は最近夜も眠れずに病院で処方された睡眠薬を飲んでいます。
消防団の人に相談しましたが、うつ病など 病気になるか家を出るかしないと消防団は辞められないと言われまし た。息子が壊れていくのをみるのがつらいです。夫は「地域の為我慢するしかない」と言っています。
⬆️こんな記事が新聞に書いてありました。
私も地元消防団に入ってますので、この記事を見た瞬間普通に消防団あるあるやなと思いました。今のご時世パワハラ云々に敏感な時代の為普通と言ったら駄目なのですが、こういった事は消防団だけでなく、職場や何かの会合等でもある事案だと思います。
私が入っている消防団の班は幸いな事に、記事みたいな事は無く飲み会・旅行等は強制参加ではなくいける方のみ。あと慰労会で何処に行きたい、なにを食べに行きたい等のプランは新人消防団の意見で決めています。
大会が近い時には夜間に数日詰めて訓練はしますが、仕事が早く終わる方には早く来てもらって用意してもらう。
私の班は仕事優先ですので、仕事で遅れる事には何も責めず遅れる方には後片付け、補助等臨機応変に対応してもらってます。早く終わる時もあれば遅く終わる時もあるので皆持ちつ持たれつで協力しあっています。きちっと訓練はしますがムードメーカーが居ますので時折面白い事をして大爆笑さしてくれたり等楽しい雰囲気で訓練しています。
あと消防団の年齢層にもより、ある程度班の特徴が見えてきます。特徴が見えると言っても私が回りを見て感じた事ですので一種の参考程度に思って下さい。
私の在籍している班は平均年齢40半ば位ですので、まだ子供も小さい子育て世代が大半なので記事みたいなパワハラみたいな事もなくあっさりしてます。あっさりしているだけではなく、年齢もあんまり離れていないので連れ感覚で接せれるので苦になることはそんなにありません。地元が一緒なので小さい時から知っている、顔見知りや近所のお兄さんとかでしたのでそこまで気を遣う事は無いです。そしてOBの人達も出て来ること無く平和です(笑)私達の班は家族の理解があってこその消防団だと思ってますので、年一回団員の家族と地域の子供達を集めてBBQを開催したりこの先も色々と家族さん達にいつも有り難うございますの気持ちを込めて何かしていきたいところです。
ぎゃくに平均年齢50~60代位の班は相対的に飲み会が主体な班もあります。訓練のあとは基本的に飲み会。訓練終わる頃にOBも合流して強制的に飲み会。毎月個人個人が積み立てしてある程度貯まったら泊まりで慰安旅行(コンパニオン付き)行ったりしている班もありますね。こういう班の若年層の新人達は100%と言って良い程嫌がってます。自分の親程の歳のはなれた人達となんで旅行いかなあかんねん💦行きたく無いー💦って声は良く聞きます
基本的に訓練よりも飲み会がメインになっている班が多い印象です。
班によって色々ありますがこんな事言っては不謹慎だと思いますが私は今の消防団の班で良かったなとおもいます。
個人的には恐らくこういう消防団のパワハラ紛いな風潮は無くならないと思います。やりたい事、したい事は古株の思うがままで、若年層が年配者をよいしょして機嫌取りしてる姿を見たらなんか情けないですね。今の時代では若年層が年配者をよいしょではなくて、年配者が若年層をよいしょしていかにやる気を出させるかが大事だと私は思います。それが出来ないが為にパワハラになってくるのでしょう。
今回こんな記事を見て思った事は、自分も今より歳を重ねた時には若い者に気を遣わせないようにすっと退団しようと肝に銘じときます。
以上我が町の田舎のとある消防団の裏事情でした。
こんな班もあるんだなと思ってもらえたら幸いです。
大変な事もあるけれど消防団も地元の大事な組織ですのでイメージダウンになるのは勘弁してほしいですね。
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